平野醤油 4代目 小野正治が送る うどん屋巡礼記 「松江麺通だんだん」
野津団長と愉快な仲間達のうどん屋巡礼記



“2004松江だんだん カラコロ春祭り” … 極寒・3 2004/4/4
“アレがないっ、コレがないっ、ソレもないっ”……んな、アホな

■ 野津団長のうどん屋、“松江麺通だんだん”に集合…忘れ物、大丈夫?

2004年4月4日(日) AM 8:30
本日は、松江の中心市街地にあるカラコロ広場や京店商店街、南殿町商店街界隈でのお祭り、
“2004松江だんだん カラコロ春祭り”。
野津団長のうどん屋、“松江麺通だんだん”が、露店にうどん屋を出店。
ということに相成ったため、朝からうどん屋に集合した次第。
前日の仕込みでくたびれた身体にムチ打ち、
仕込んだうどん玉、鍋、コンロ…ギョーサンの荷物を自動車三台に積み込む。

私・小野団員「野津団長、会場に持って行く荷物、こんだけですかー?」
野津団長「オー、こぎゃんもんだわや」
私・小野団員「なんか足りんよーな気がしますけどなー。大丈夫ですー?
       出発する前に、もう一度確認しておいた方がイイと思いますけど…。
       そうそう、そういえば、昨日の仕込みん時にも話しましたけど、
       手配するもんのリスト、ちゃんと作りました?」
野津団長「んー、そんなもん、ない。全部、ワシの頭の中や、ゆーたろーもん」
私・小野団員「団長の性格上&これまでの団長との豊富な経験上、
       現場で、“アレがないっ、コレがないっ、ソレもないっ”ってことになるの、
       マチガイないっ!
       (名前は知らんけど、最近プチブレイク気味の若手男性ピン芸人風)、
       って、私の方も、ゆーたろーもん。」
野津団長「大丈夫やて、大丈夫。マチガイないっ!」
私・小野団員「お祭りがスタートしたら、お祭り会場周辺は、
       当ー然のこと交通規制→車入れんくなるでしょーけんねー。
       途中で搬入するのは至難の業だと思いますよー」
野津団長「大丈夫やて、大丈夫。マチガイないっ!」

団長が、「マチガイないっ!」いうことなので、
きっと、「マチガイありっ!」と思いつつも、お祭り会場へ出発。


■団長はどこ? … 消息不明

お祭り会場のカラコロ広場に到着。
と、思いきや、我々のような出店者連中などの搬入車両でごったがえしており、
容易には近づけない。
広場の左奥の方にある、大きい傘。
その傘の下、左側1/3程が、当うどん屋に与えられた出店スペース。
わずかに生じた車両同士の隙間へと強引に車を突っ込み、荷おろし開始。
荷おろし終了。

松江麺通だんだん・スタッフA
      「小野さーん。鍋とかシンク、どーゆー風にレイアウトしたらいいですかー?」
私・小野団員「は?
       私、団長に頼まれてお手伝いにきただけなもんで、この私にいわれても…。
       そぎゃんことは、オタクの店のオーナーである野津団長に聞いておくんなまし」
松江麺通だんだん・スタッフA
      「私の方こそ、この私にそー云われても…。
       “分からんことは、小野団員に聞いて、開店準備しちょいて”
     って、野津さんから云われてますもんで…」
私・小野団員「は? なんのことですか、それは?
       そぎゃんこと、団長から全くもって聞いてないんですけど…。
       ま、そー云われてもやりようがないいんで、団長本人に聞いておくんなまし」       
松江麺通だんだん・スタッフA
      「そ・それが、“分からんことは、小野団員に聞いて、開店準備しちょいて”
       というセリフを残し、先程、どっかに行かれましたけど」
私・小野団員「な・なんじゃーそりゃー(松田優作バージョン)」

仕方がないので、私の独断と偏見でレイアウト開始。
まずは、長テーブルから。
販売台用に2台セット。
麺打ち台用に2台セット。
続いて盛り付け台用に2台セット…と思いきや、すでに長テーブルはなし。

私・小野団員「な・なんじゃーそりゃー(松田優作バージョン)×2
       昨晩、二人であんな会話しちょいて、自分はどっか行ってもーたんかーー(怒)」

以下、昨晩、うどん屋での野津団長と私・小野団員の二人の会話である。

私・小野団員「長テーブルが4台だけー?
       全ーー然、足りんと思いますけど、
       っちゅーか、絶ーっ対に足りんでしょー。
       販売台用に2台。麺打ち台用に2台。盛り付け台用に2台。
       効率よく回転させるため、うどんを打つ人とカットする人は、
       別の人にしちょいた方がいーでしょーしな。
       っちゅーことで、カット専用の台としても1台。
       他にもいろんなものがあるしなー、それ用に、更に1台っと。
       てな具合で、最低8台は入りますな」
野津団長「んー、でも、もう夜やしなー。
       主催者に連絡つかんやろーし、まぁ、4台でエーやろ」
私・小野団員「忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳)も明日、来るんでしょ?
       今のうち、携帯に連絡してみたらどげですかー?
       忍ちゃんなら、ちょっと強く云えば、タダでテーブル貸してくれるでしょ」
野津団長「んー。まぁ、4台でなんとかなるやろ」
私・小野団員「なんとかならんと思いますけど。
       まぁ、なんとかなるっちゅーことなら、何とかしてくださいませ。
       あたしゃー、責任持てません」

以上、昨晩、うどん屋での野津団長と私・小野団員の二人の会話であった。
団長もいないし、このまま、ほったらかして帰ってしまおうかという思いが一瞬頭をよぎるも、
開店時刻が刻々と迫ってくるので、仕方なく、
忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳・デコ長)の携帯にTEL。

私・小野団員「よー、忍ちゃん?
       どーもどーもー。
       とりあえず最初に聞いちょくけど、こないだの今年12回目の合コン、どーやった?
       佐々木団員と一緒に行った合コンのことやデ。
       電話番号かメルアドくらい聞けたんかー?
       忍ちゃんに限って、んなはずは、ないか」
忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳・デコ長)
      「その通りで、私に限って、んなはずは、ありません。
       ちなみに訂正させていただきますが、今年14回目ですっ(怒)」
私・小野団員「やっぱり、んなはずは、ないわな。
       んでもって、用件なんやけど。
       今日のお祭り、用事っちゅーか、仕事で会場にこらんといけんっちゅー話しやったよなぁ。
       悪いけど、カクカクシカジカで、つまり野津団長のアバウトな準備のおかげで、
       長テーブルが足りんでなぁ。本人は、いつのまにか消息不明やし。
       急な話で悪いけど、ついでに、その長テーブル、4台ほど持ってきてごさんだーかー?」
忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳・デコ長)
      「へーい、お安い御用ですよ! 毎度ありーっ!
       今から会場に向かおうとしたところなんで、ちょうどよかったです。
       すぐにお持ちいたしますんで」
私・小野団員「さっすが忍ちゃん。
       だてに32年間、独身守っちょー訳じゃないな。
       ちなみに予算が厳しいよーやけん…
       今回はサービスっちゅーかタダにしちょいてなー」
忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳・デコ長)
      「へ?」
私・小野団員「ついでに、人手の方も不足しちょーけん、露店も手伝ってゴシナイや」
忍ちゃん(色んなもののレンタル屋さん・独身・男・32歳・デコ長)
      「へ?…再び」

や・やばい。
野津団長の口ぶりが、この私にも伝染してきたよーだ。

ほどなくして、長テーブル4台を片手に(んな、アホな)、忍ちゃん登場。
忍ちゃん、エライッ!
来月から、お小遣いアップだ!

ほどなくして、ポリタンクを片手に、野津団長登場。
野津団長、エライッ!
ん? エラクはないわな。

野津団長「いやー、参った、参った」
私・小野団員「“いやー、参った、参った”はこっちのセリフでんがな、団長。
       開店準備ほったらかして、どこに行っちょったんですかいな?」
野津団長「は?
       じ・実は、めんつゆ持ってくるの忘れちょってなー。
       さっき荷物降ろしてから、うどん屋に戻って取ってきたんや」

(団長の傍らでズッコケル、私・小野団員&佐々木団員)

佐々木団員「い・いきなりカマしてくれますね、野津団長」

気を取り直して、開店準備リスタート。
盛り付け台、トッピング関係、シンク、鍋、コンロ…をセット。
そろそろ、うどん玉の“延し”に取り掛かるかな。

松江麺通だんだん・スタッフB
      「小野さーん。うどんを茹でた後、水で締めるんですよね。
       その水は、どっから持ってきたらいいんですかー?」
私・小野団員「は?
       私、団長に頼まれてお手伝いにきただけなもんで、この私にいわれても…。
       そぎゃんことは、オタクの店のオーナーである野津団長に聞いておくんなまし」
松江麺通だんだん・スタッフB
      「私の方こそ、この私にそー云われても…、
       “分からんことは、小野団員に聞いて、引き続き開店準備しちょいて”
       って、野津さんから云われてますもんで…」
私・小野団員「は? なんのことですか、それは?
       そぎゃんこと、団長から全くもって聞いてないんですけど…。
       ま、そー云われてもやりようがないいんで、団長本人に聞いておくんなまし」       
松江麺通だんだん・スタッフB
      「そ・それが、“分からんことは、小野団員に聞いて、引き続き開店準備しちょいて”
       というセリフを残し、先程、どっかに行かれましたけど」
私・小野団員「な・なんじゃーそりゃー(松田優作バージョン)…再び×3」

松江麺通だんだん・スタッフC
      「小野さーん。こんなとこに、ホースリールがありますけど」
私・小野団員「あげだねー。ひょっとして、このホースリールを使って、
       どっかの水道から水を引いてこいっちゅーことかいな?」
松江麺通だんだん・スタッフC
      「さぁ、私には分かりません」
私・小野団員「私にも分かりません」

ここで、聖人君子の様な素晴らしい人格の持ち主
(と云っても、実際に聖人君子に
あったことはない)、
末広刃物店の金川さんが登場。
このお祭りのスタッフでもあるらしい。

聖人君子の様な末広刃物店の金川さん
      「小野さん、こんにちは。
       いつもお世話になります」
私・小野団員「いえ、そんな、めっそうもございません。
       金川さんにお世話になったことはあっても、
       金川さんにお世話したことはございません」
聖人君子の様な末広刃物店の金川さん
      「いえ、そんな、こちらこそ、めっそうもございません。
       先日は、麺きり包丁をお求めいただきまして、ありがとうございました。
       使い勝手の方は、いかがですか?」
私・小野団員「ほんと、そーいえば、あげでしたね。
       素人の私でも使いやすい包丁、
       紹介してくださいまして、ありがとうございました。
       楽しませてもらってます」
聖人君子の様な末広刃物店の金川さん
       「いやー、ありがとうございます。
       そう云っていただくと、刃物屋冥利に尽きます」
私・小野団員「あっ、そうそう。
       こないだ、ウチの奥さんがどっかで安もんのフライパンを買ったらしいんですけど。
       使い難くてボロで、オマケに料理がまずくなるらしいんですわ。
       テナ具合で、ウチの奥さん、実際はお祭りがついでかもしれませんが、
       昼から、お祭りのついでに金川さんのお店へフライパン買いに行きたいらしいんで、
       使いやすくて丈夫、オマケに実力より料理が上手く感じられるフライパン、
       教えてやってくださいませ」」
聖人君子のような末広刃物店の金川さん
      「承知致しました。
       業務用でもよく使われているGOODなものがありますので…。
       価格の方も、ぐーんとサービスさせていただきます」
私・小野団員「そ・そんなつもりでお願いしたんじゃー…。
       でも、折角ですので、お言葉に甘えさせていただきます→ラッキー」
       
つづく

“2004松江だんだん カラコロ春祭り” … 極寒・3
を報告いたしました。
全くもって大物の野津団長、
果たして、本日のお祭り開始に、
波乱無く、たどり着くことができるのでしょうか?
「いや、野津団長の性格上、まだまだ二波乱、三波乱あるに違いない」
と強く確信している私・小野団員の今日この頃なのである。





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