平野醤油 4代目 小野正治が送る うどん屋巡礼記 「松江麺通だんだん」
野津団長と愉快な仲間達のうどん屋巡礼記



団長からの出頭命令2…「ハーヴェストにて待つ」 2003/11/7
ず・図面持参ですがな……本気だったんですね。野津団長

■団長からのPHONE PM 7:15 …ホームページのロゴをゴシナイや

野津団長「あー、ど−も、どーも。こないだは、お疲れさん。
       あん時にお願いしちょいた、例の“松江麺通だんだん”のロゴのデータやけど、
       看板屋の篠原君に渡しちょいたケン。
       どうも、だんだんね。
       それから、ロゴ入りのTシャツも作ることにしたケン。
       そっちの方は、チドリの宮脇君に頼んじょいたわ」
私・小野団員「ハー? ロゴを暖簾(のれん)や幕へ使用する許可は出しましたけど、
       Tシャツの件は聞いてないですよ。
       そーゆーことでしたら、著作権料、30%UPですな。
       うどん以外で支払っておくんなまし。できれば実弾、つまりキャッシュでね。
       おーほほほほーー」
野津団長「そんなコツより、ちょっと、みんなに電話しちょいてごしなや。
       店の図面があがってきたことやし、メニューとか、もろもろの意見も聞かせてもらいたいケン。
       今週の金曜日、11/7のPM7:00、井戸副団長んトコ、
       カントリー・バー・ハーヴェストに集合するよう、団員連中に電話しちょいてごしないや」
私・小野団員「電話ー? 僕がみんなに電話するんすか? 
       団長ー。団長が作られた“松江麺通だんだん”のメーリングリストがあるやないですか。
       せっかくですけん、それ、活用しますだわね。
       僕がみんなに云うより、本人からのメールの方が気持ちが伝わっていいでしょ」
野津団長「は? まぁー、まぁー。いーけん、いーけん。
       こちとら、色々と忙しゅーて面倒くさいんや。
       そういうことで、ヨロチクな。プチッ、ツーツーツー」

自分で電話すればいいのにと思いつつも、
色々と忙しゅーて面倒くさいということなんで、団長の言い付け通り、各団員へTEL。

柏井団員…
朝から米子に行かないといけないが、遅れてならハーヴェストに来れるとのこと。

吉川団員…
行きたくないけど、米子に行く用事があるらしい。
でも、遅れるかもしれないが、たぶんハーヴェストに来れるとのこと。

佐々木団員…
仕事で米子に出張らしい。遅れて来るとのこと。

久保田団員…
米子に行かなければならないらしい。遅れてならOKとのこと。

な・なんだ? みんなして米子、米子って、どげなこつかいな?

久保田団員「お・小野ちゃーーん。
      今度の金曜日の夜にハーヴェストって、一体全体、どーゆーことー?
      金曜日って、某団体青年部の全国大会が、米子であるでしょーがー。
      あんだけ強烈に参加奨励がきちょったんやけ、当然、小野ちゃんも行くんやないの?」

…………なっ、なぬっーー?  …………しっ、しまったーー。
ミーも、その某団体青年部の全国大会に参加するよう、お上からお達しがきちょったワ。
度重なる参加奨励の電話攻勢にも負けずに、
「妻が入院中っ」ということを隠れみのに、不参加で通しちょったんだった。

久保田団員「おのちゃーーん。 
        全国大会には出れんちゅーといて、ハーヴェストってどういうこと?
        いくらなんでも、それはないやろー、プンプンプン。
        ワシも米子にまでなんか行かずに、ハーヴェストで一杯やりたいワイネ。
        オレと変わってゴシナイ、プンプンプン(怒)」
私・小野団員「す・すいません、久保田団員。
        妻が入院中なので、全国大会には行けないけど、
        ハーヴェストには行けてしまうんです、何故かこれが。
        あっ、用事思い出しましたんで、これにて失礼致します。
        ほな、さいなら。プチ、ツーツーツー」


金曜日、11/7、PM7:15
井戸副団長んとこの店。カントリー・バー・ハーヴェスト。

野津団長「えー、皆様、お忙しいところお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
       私、心より感謝申し上げる次第でございまするで候。
       本日、皆様にお声を掛けさせていただいたのは、他でもありません。
       実は……」
吉川団員「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、野津団長。
       な、なんすか? その変な、失礼、やけにご丁寧なしゃべり方。
       団長らしくないっすよ。どっか、身体の調子でも悪いんすか?
       薬剤師として、良い薬、紹介してあげましょうか?
       それとも、風水師として、占ってあげましょうか?」
野津団長「あ、そう? やっぱり無理がある? このしゃべり方。
       そう云えば、馴れんことするケン、ケンビキが出てきたみたいやわ。
       まぁ、それはいいとして、実は、カクカクシカジカで……
       ワシ、うどん屋を開店することを、正式に決定したんや」
野津団長&私・小野団員以外全員「エエーーーーーッ。ま・まじやったんすかーー?」

やっぱり、私・小野団員だけでは、なかったのだ。
前々から、うどん屋をやりたいという話は、野津団長からチラホラ聞いていたものの、
やっぱり×3、誰も本気にはしていなかったのである。

佐々木団員「で、いつオープンの予定なんですか?」
野津団長「今月下旬や」
私・小野団員「あ・あれ? こないだ柏井さんと三人で大阪まで行ったときは、
       確か11月、つまり今月中旬のオープン予定って、云ってませんでしたっけ?」
野津団長「はーー? あんときはあんとき。予定は未定。時代は刻々と流れとるんやで。
       そんなんじゃ、世間に置いていかれるデー」

よく分からない理屈だが、準備が遅れているということには違いないようだ。

吉川団員「今月下旬っていっても、もうあんまし日数無いじゃないですか。
       メニューの方は、どんなんに決められたんですか?
       価格帯は、いくら位?
       例のセルフ方式で?」

野津団長「そ・そんな、矢継ぎ早に云われてもなぁ…
       だけん、それを、今日みんなに相談したくて集まってもらったんやないか」

野津団長以外全員「エエーーーーーッ。ま・まだ、決めてないんですかーー?」

大雑把、いや失礼、アバウト、いや失礼、のんびり、いや失礼、
おおらかで、細かいことまでは気にしない大物、野津団長。
そうでなければ、100人以上の曲者揃いの商売人が集まった会(某団体青年部)の
会長が務まるハズがない。

野津団長「そ・そんなビックリせんでもエーやろ。
       あと三週間くらいあるんやケン、余裕だがや。
       まぁ、それでも叩き台を作ってきたんや。ちょっと見てゴシナイ!」

野津団長の差し出したA4用紙を見ながら、ケンケンガクガクの協議。

@スタイル編
柏井団員「やっぱ、セルフ方式ですか?」
野津団長「んーー。人件費とかは掛からんケン、価格は抑えれるけど、
       やっぱり、うどんをベストな状態でお客さんに提供するには、一般店方式かなー?
       っちゅー気がするんよ。
       価格もUPできるし…………ウフフ、ガイに儲かったらどうしよ」
野津団長以外全員「ブーーーーー。
       そんなんで世間が納得しても、我々団員が納得する訳ないでしょーが(怒×2)」
私・小野団員「うどんを茹でるとこまでは野津さんがやる、セミセルフ方式でいきまショーや。
       トッピング関係は、お客さんに自分で取ってもらいましょう。
       そんで、浮いた人件費で、価格を安くすべきでしょー。」

A価格編
私・小野団員「やっぱ、池上のおばちゃんを見習って一杯70円ですか?
       消費税法も改正されることやし、当然、税込み価格ですよ!」
野津団長「ア・アホかいな。わしは高給取りやで。そんなんで、商売になるかいな(怒)。
       まぁ、一杯300円っちゅーとこかいな?」
野津団長以外全員「ブーーーーー。
       そんなんで世間が納得しても、我々団員が納得する訳ないでしょーが(怒×5)」
野津団長「そ・そげん、みんなでワシを責めんでもイイガナ。
       じゃー、200円位にしちょくか。税別で」
野津団長以外全員「ブーーーーー」
野津団長「じゃー、税込で」

Bうどんのメニュー
野津団長「面倒くさいんのは、この際なしや。
      熱いんの。冷たいんの。以上!」

Cトッピング編
私・小野団員「やっぱ、仲多度郡琴南町「谷川米穀店」ばりの“釜玉うどん”は食いたいよね。
       そんためには、トッピングに生玉子は欠かせませんワ。
       それから、温泉たまご、これもよろしくですワ」
佐々木団員「そうそう、谷川風の自家製青唐辛子漬けみたいなヤツも、あった方がいいですよ」
吉川団員「綾歌郡宇多津町「おか泉」の“絶品・冷天おろし”ばりの、
       ビックリジャンボ海老天は、外せんやろ」
久保田団員「宮武ファミリー系の、超ジャンボ・ビックリ・ゲソ天も、うどんの上に鎮座させたいワイネ」
柏井団員「やっぱ、天ぷらは熱々に越したことはないよ」
野津団長「う・うるさーーい。そんなん全部聞ける訳ないがなー。
       セミセルフ方式やデー」

         (注)
        “釜玉うどん”とは、釜揚げ玉子とじうどんのこと。
         鍋から上げたうどんを水で締めず、アツアツのまま生玉子に絡ませ、つゆ(醤油)をかける。
         麺が延びないうちに超特急で食するのである。

野津団長「ワシもノンビリ構えチョー訳じゃないでー。
       見てみないや、これがワシのうどん屋のイメージや」

吉川団員「すごいやないすかー! こんなん作ってたんですかー。
最初から、これ出してくださいよー」
野津団長「うぉっほん。どうや、参ったか!」
私・小野団員「ちょっと、これあんま、やり過ぎやないっすかー?
ウチの奥さんが作った“松江麺通だんだん”のロゴ、
全面に出し過ぎですよー。
多分、ウチの奥さん、これ見たら怒りますよ」
野津団長「気にしない、気にしなーい。一休み、一休み」
久保田団員「野津団長、凄いですねー。こんなん作られてー」
野津団長「ん? は?
ばれる前に云っちょくけど、これ、看板屋の篠崎君がつくったもんや」

ちゃんちゃん。


店入口上部の看板
一枚板?
たぶん違うと思う




店入口の立看板
一枚板?
たぶん違うと思う



店外、電飾の看板
私・小野団員「これって、実は、結構お金掛かるでしょ?」
野津団長「は? ワシャ知らん」




店内の図面

柏井団員「全体で予算はイクラですか?」
野津団長「は? ワシャ知らん」

吉川団員「んーじゃ、厨房機器だけの予算は?」
野津団長「は? ワシャ知らん」

久保田団員「席数は?」
野津団長「は? まだ決めてない。
そんなん適当だわや」

OH MY うどんの神様


団長からの出頭命令2…「ハーヴェストにて待つ」
を報告いたしました。
野津団長、
果たして11月下旬のオープンに、
無事、たどり着くことができるのでしょうか?
「いや、野津団長の性格上、無事なはずがない」
と確信している私・小野団員の今日この頃なのである。

次回も引き続き、野津団長のうどん屋話しをご報告いたします。
ご期待ください。
本HP編集担当、小野団員でした。
以上、ほな さいなら。
全国のうどんキ?ガイのみなさま。。。






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