平野醤油 4代目 小野正治が送る うどん屋巡礼記 「松江麺通だんだん」
野津団長と愉快な仲間達のうどん屋巡礼記



第10回 聖地・讃岐巡礼 2003/9/10
思いつき讃岐巡礼……団長からのPHONE

■団長からのPHONE PM 9:00 …おーーい、巡礼行くデー

野津団長「あー、ど−も、どーも。こないだは、お疲れさん。
       あの店の後、またどっか飲みにいったん?」
私・小野団員「ハー? “そんじゃー家に帰る前にっ”、ちゅー話しで、
        みんなで、うどん食いに行ったやないっすか。
        その後、改めて飲みに行くわけないでしょーが。
       “ハウス”って命令された犬のように、跳ぶように走って帰りましたワイね」
野津団長「ガハハハハ。どうせ、奥さんに“ハウス”って云われて、
       すっ跳んで帰ったんやろーもん。
       んで、明後日の日曜日は何しちょーかいねー?」
私・小野団員「何しちょかいねーー?って云われても、特に予定なしですワ。
       まあ、しいて挙げるなら、いつも通りの奥さん孝行くらいですかなー。あ・は・は」
野津団長「あっそー。じゃー、大丈夫やなー。突然やけど、明後日、巡礼行くことにしたデー」
私・小野団員「行くことにしたデーって、もう決定してる訳ですか?
       明後日って、また、エライ突然の話しだし。
       それに、つい3日前、坂出の「てっちゃん」から生うどん5玉入り×10袋、
       送ってもらったばっかりですよ。
       それにそれに、ウチの奥さん、今、入院しちょーし、
       とりあえず何とも云えれませんなぁー。」
野津団長「はーー? 奥さん入院しちょなーかね? 何で入院しちょなーかね?」
私・小野団員はーー?って、こないだ飲みに行った時、2件目の東本町の店で、
       角から角までこと細かく説明しましたがね。
       こっちが一所懸命話しちょったのに、ウワの空で、
       ふーーんって云いながら頷いてましたよ。
       オ×マに気ー取られっちょたんじゃーないっすかー?
       ○△■×でシバラク安静って、云ったでしょーもん。」
野津団長「はーー? ぜんっぜん覚えちょらんワ。それ多分聞いてないで。
       オタク、云った気になっちょうだけやないかー?
       まあ、いいワ。
       とりあえず、巡礼の件、他の団員にも連絡入れてみちょいてなー。
       そんジャー。プチ、ツーツーツー」

団長、うどんの打ち過ぎ&食い過ぎのためか、もの覚えが悪くなってしまったようだ。

あんまり突然の話しなんで、中々参加は厳しいだろうと思いつつも、
団長の言い付け通り、各団員へTEL。
井戸副団長…
腰痛を押して、なんかの運動会にでるらしい。
吉川団員…
行きたくないけど、ボーリングに行くらしい。
佐々木団員…
強制参加で、なんかのボーリング大会に行かされるらしい。
久保田団員…
某団体青年部の県下交流ボーリング大会に、
松江の青年部チームとして、委員長のため仕方なく出るらしい。

いやー、みなさん、日曜日というのにボーリングとは大変ですなー……?
…………なっ、なぬっーー?  …………しっ、しまったーー。
ミーも、その某団体青年部の県下交流ボーリング大会に参加するように、
いわれちょったんだった。
度重なる参加奨励の電話攻勢にも負けずに、
「妻が入院中っ」ということを隠れみのに、不参加で通しちょったんだった。

久保田団員「おのちゃーーん。ボーリング大会には出れんちゅーといて、
        讃岐巡礼には行けるんかい?
        それはないやろー、プンプンプン。
        ワシも益田くんだりまで強制参加のボーリング大会なんかにゃ−行かずに、
        うどん食いに行きたいワイ。
        変わってゴシナイ、プンプンプン」
私・小野団員「す・すいません、久保田団員。
        妻が入院中なので、県下交流ボーリング大会には行けないけど、
        讃岐巡礼には、何故か行けてしまうんです、これが。
        あっ、用事思い出しましたんで、これにて失礼致します。
        ほな、さいなら。プチ、ツーツーツー」

他の団員達からも同様の突っ込みを受けることになるので、
これ以上電話するのはよしておこう。

■ポプラ楽山店に集合…AM 9:00

爽やかな目覚めとともに、巡礼当日の朝を迎える。
携帯電話ヨシッ。お金ヨシッ。巡礼BOOK(団員のなかでは聖書と呼ぶ)ヨシッ。
ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ。AM 8:32、しゅっぱーつ。
でもなぁ。野津団長と二人っきりでは余りにもサビシイ。
それに、突然、車中であの巨体に襲われ押さえつけられても、抵抗できる自信がないない。
団員以外の誰かを呼ぶことにしよう!
よしっ、アイツだ。

私・小野団員おー、カミちゃん、元気ー?
         カクカクシカジカデ、香川にあんたも連れて行くことにしたケン。ヨロシク。
         15分後のAM 8:50に、ポプラ島根大学前店に迎えに行くデー」

AM 8:50。ポプラ島根大学前店に到着。
おー、来ちょる。来ちょる。
やっぱり、エ?本、立見しちょーわ。
そこまで真剣な表情して見らんでもいいやろうになぁ。

上堂園 明「あー、どうも、どうも、小野さん、おはようございます。
       ご無沙汰してます。お元気でしたか?」
相変わらず言葉に気持ちがこもってないが、言葉遣いは丁寧なヤツだ。
チョット太ったようだ。

上堂園 明……
鹿児島の金峰町とか云うところ出身の男。
私・小野団員と同じ研究室で、一つ下の後輩、32歳の男。
優柔不断だけど超頑固という困った男。
でも、頭脳は明晰で、大学院の入試をトップの成績で突破した男。
でもでも、この歳にして、未だ大学に居座り続けるという不届き男。
とはいいつつ、専門家派遣事業?等で世界各国を渡り歩き、新聞にも大きく掲載された男。
インドネシアか何処かで、水牛に襲われ死にかけたという、逸話を持つ男。
バングラディシュか何処かで、原因不明の感染症で激ヤセし死にかけたという、逸話を持つ男。
二枚目顔・一見優しそうな雰囲気・鹿児島弁を武器に、数々の女性を泣かせ続けた報いか、
今では、すっかりもてなくなってしまった男。
趣味:サッカー、エ?ビデオ鑑賞
大学前のレンタルビデオ屋では、
もっぱらエ?ビデオコーナー専用の出入り口しか利用していない。

っていうような、とっても素敵な後輩のカミちゃんを助手席に乗せ、
ポプラ楽山店、つまりの野津団長宅へと向かう。

AM8:55 到着。
野津団長「どもども。あー、そう。小野団員の後輩も来るんね。よろしくなー。
       こっちも、知り合い2人連れてくことになったけん。
       新婚ホヤホヤやで」
新婚夫妻「こんにちはー。私達、巡礼初心者ですが、よろしくお願いいたしマース
       新婚二ヶ月で−ちゅ」

アツッ! あんまりアツアツなカップルで、こっちが火傷しそうになってしもーた。
気を取り直して、小野号、しゅっぱーつ!

私・小野団員「たまには、丸亀方面にも行ってみたいっ!」
という私の小さな希望も、
野津団長「ふーん。そげかね」
の一言で軽く聞き流され、
団長のご意志により、まずは、「日の出製麺所」へと向かう。


出雲時刻 うどん屋etc. コメント 営業時間
9:00 ポプラ楽山店に集合 アツアツ・イチャイチャ新婚夫婦!
  蒜山SA おしっこタイム
11:40 坂出市富士見町「日の出製麺所」 美人姉妹さん、こんにちは! 11:30-12:30
12:40 仲多度郡琴南町「谷川米穀店」 そ、それはないだろーー 11:00-13:00
仲多度郡仲南町「山内」 そ、それはないだろーー、再び 9:00-17:00
仲多度郡琴平町「カントリー」 ようやく開いてました
そ、それはないだろーー、再び×2
仲多度郡琴平町「宮武」 カミちゃんばか丸出し 8:30-16:00
かりん温泉 そ、それはないだろーー、再び×3
綾歌郡綾南町「うどん会館」 上堂園、讃岐うどんアイスの洗礼 10:00-19:00
17:45 高松市鶴市長「池上」 池上劇場 10:50-11:40
16:50-17:30
18:30 綾歌郡宇多津町「おか泉」 話しが違うぞ、野津団長 11:00-20:30

■うどん屋file・1 坂出市富士見町「日の出製麺所」
             …美人姉妹さん、こんにちは


お約束通り、まずは蒜山SAで休憩。
続いて与島SAで休憩。
と思いきや、「日の出製麺所」の開店時刻も近づいてきたので、カット。
橋を渡り四国、坂出へと入る。
本日の第一号巡礼店に、11:40到着。
第?回目の聖地・讃岐巡礼かは忘れてしまったが、
その際、ここに来た時は、営業時間に間に合わず、地団駄を踏んだことを思い出す。
それでも、美人のお姉さんとは、しばらくお話しができたので良かったけど。


まずは店頭でパチリ、のカミちゃん。
32歳・独身・博士
数年前までは結構もてた。
こないだ、妹から車を貰った。
オイオイ、普通、お兄ちゃんの方が妹にあげるだろー。

中に入ると、10人ほどの行列が。
オヤオヤ、今日も美人のお姉さんがいるぞ。
上堂園 明「小野さん! お姉さんの写真撮っておいて下さいね!」
そう云いながら、冷たいうどんの上に、ネギをハサミで切とすカミちゃん。
上堂園 明「小野さん! 美人姉さんの一味が効いて、一層美味ですー!」



私は釜玉をオーダー
ズルズルズル。
私・小野団員「ふんふん。確かに美人姉さんの一味が効いちょるわ」
野津団長「何云っちょーかいのー。
一味どころか七味くらい効いちょルワー」



ちくわの磯辺揚げがテーブルに置いてある。
1本50円。
「勝手に取って食べてちょーだい」ということらしい。
仕方ない。とりあえず一本。
ごちそうさまでした。


■うどん屋file・2 仲多度郡琴南町「谷川米穀店」
             …やっぱり坂道に行列?
               あれっ? 今日は列が短いぞ。そ、それはないだろーー


あー、食った、食った。
美人のお姉さんも拝めたことだし、出足は好調。
んーーと。そうか正午を回ったところか。次の巡礼店に向かわんとな。
そうそう、「谷川米穀店」。
何しろあそこも営業時間が短くて、11:00-13:00。
まあ、ここからぐっと南下しても、数十分で着くだろう。
閉店までには充分間に合うはずだ。
巡礼初心者に、あの行列と「釜玉うどん+自家製青唐辛子漬け+酢」、
それから、うどん打ちのお姉ちゃんを拝ませてやることにしよう。

巡礼初心者3人組に対し、「谷川米穀店」についてのウンチクを偉そうに語る。
そうこうしているうち、目的地がすぐそこに。
12:40。よしよし、13:00までには十分余裕があるぞ。
最後のカーブを曲り橋を渡る。
そうそう、そうすると、この下の坂にいつも通りの行列が長々とできて……

野津団長「ア・アリャ−? なんか、今日はエライ行列が短いぞー。
       讃岐うどんブームもそろそろ落ち着いてきたんちゃうか?」
私・小野団員「ハー? ホント、短いですねー。
       いつもは開店時刻に合わせて来て、ずーっと並んで待っちょたけど。
       ひょっとして、閉店時刻に合わせてくれば、
       実は、あんまり並ばんで済んだんかもしれませんねー。
       今度からも、このタイミングでくることにしましょーか」
上堂園 明「団長! 小野さん!
        行列の最後、椅子に座っているおばちゃんの背中に、なんかありますヨー」
野津団長「オイオイ。あれ、なんか書いちょーで」

私・小野団員「ゲ・ゲー。な・ナンジャコリャー(松田優作風)」
ウチワに記された文章を見て愕然とする、後姿の私・小野団員。
32歳・AB型・醤油屋・独身、間違い、結婚8年目・ここ数ヶ月で更に4kg太る

数年前、一緒にバトミントンをやったことのある看護婦さんと、
先週、井戸副団長のカントリー・バー・ハーベストで偶然会った時、
看護婦さん「エーー? 太って顔が変わってしまって、
最初、誰か分かりませんでしたよー」
と云われて、ショックを受けている今日この頃である。



話しを戻す。うちわをズーム。
私・小野団員「ゲゲー。な・ナンジャコリャー(松田優作風)
本日は終了って書いてあるやないけ。
13:00までは、しばらく時間あることやし、
おばちゃん、これ、どーゆーことー?」
おばちゃん「さーなー。そんなこと云われても、
私は、次々来るお客さんに断るよう、
店の人から頼まれてそうしているだけじゃけん」
私・小野団員「そ・そんなーー。
陸の孤島と云われる島根県から、
ワザワザやって来たんですよー」
おばちゃん「そういえば、さっき、京都から来た人も
ナンジャーカンジャー云ってたけど、
結局、諦めて帰っていったデー」
上堂園 明「エー? ってことは、
うどん打ちのお姉ちゃん、見れんってことですカー?
それが楽しみだったのに−。ク・クソー」
あくまでも上堂園らしい、上堂園 明・32歳・独身・優柔不断男、であった。
このような緊急事態下でも、新婚二ヶ月夫婦は、
車中でラブラブ・アツアツであったことも付け加えておく。



このままではカミちゃんが余りにもかわいそうなので、
前回、第9回 聖地・讃岐巡礼 2003/1/19での
うどん打ちお姉ちゃんの写真を見せてあげよう。
私・小野団員「ホラ、カミちゃん。これでも見とくだわね」
上堂園 明「お、小野さん! これプリントアウトおねがいしますよ」

■うどん屋file・3 仲多度郡仲南町「山内」
             …そ、それはないだろーー、再び

「谷川米穀店」ショックも覚め止まぬうちに「山内」に到着。



アラアラ、結構並んじょーな。
この店で、ここまで行列ができているのは、初めて見るデ。
傘をさしている人がいますが、別に雨が降っているわけではない。
今年は冷夏だったのに、今日に限って異常な日差しなのである。



私・小野団員「カミちゃん。待っちょー間にいいもの見せてあげるワ。
これ、ホラ。前回、この店に来た時の写真や。」
上堂園 明「お、小野さんっ!何っすか、これ。
ここ、確か、うどん屋でしたよね?」 



私・小野団員「まだまだ甘いのー。
超ジャンボ・ビックリ・ゲソ天や。
これをうどんの上にのせて、
超ジャンボ・ビックリ・ゲソ天・冷や冷やうどんの完成や!
ここでは、これ食わんとモグリやでー」




私・小野団員「あ・そうそう。これも前回の写真。
ディープなうどん屋にきて判断能力が鈍ってしまったためか、
「しだれ梅」を買った人がおってなぁ。
その上、マイ新車に載せてしまってからに、
松江に帰る頃には、車中が、
泥だらけになってしもーたんじゃ。
カミちゃんは、間違っても、変なもん買ーたりせんように。



さぁ、ようやく順番が来た。
中に入って食うか。
野津団長「そ、それはないだろーー、再び。
超ジャンボ・ビックリ・ゲソ天、失くなっとるやないけー。
陸の孤島と云われる島根県から、
ワザワザやって来たっちゅーのにー(怒)
新婚夫妻「まぁ、いいじゃないですかー。
みんなで仲良くうどん食べましょ−ヨー。
ラブラブ・アツアツ・チュッチュ チュッチュ」


■うどん屋file・4 仲多度郡琴平町「カントリー」
            …ようやく開いてました&そ、それはないだろーー、再び×2

「やまうち」ショックも覚め止まぬうちに「宮武」に到着。
予想通りの凄い行列。
野津団長「確か、この先右に曲がったところに、
カントリーがあったはずやデー」
私・小野団員「第5回 聖地・讃岐巡礼 2002/1/13の時とか、
何回か店の前通りましたけど、いつも閉まってましたよねー」
野津団長「まぁ、宮武も凄い行列やし、とりあえず先に行ってみらや」
3分後到着。
食べ終わった後も、店のマスターというか、おっちゃんと、
しばらくの間、うどん話しに花を咲かせる野津団長であった。
要約すると、色んな理由で、取材拒否の店らしい。
そういえば、巡礼BOOK(団員のなかでは聖書と呼ぶ)にも載っていなかった。


■うどん屋file・5  仲多度郡琴平町「宮武」
      …宮武ファミリー総帥、ほのぼの「ひやひや」
おっちゃんと野津団長の話しの花が散ったところで、「カントリー」を出る。
すると、突然、
上堂園 明「お、小野さんっ! 財布が、な・ないですー。
ウワ−、しまったー。ど・どうしましょう。
命より大切なレンタルビデオ屋の会員カードも入っているのにーー」
私・小野団員「ど・どうしましょうって、
今日は怪しい風水師兼薬剤師の吉川団員が来とらんけんなぁ。
第9回 聖地・讃岐巡礼 2003/1/19
の時は彼がおったケン、俺の時計は出てきたけど…」
野津団長「それ、多分、山内に忘れちょーで」
早速、「山内」に電話で問い合わせ。発見。
私・小野団員「そ、それはないだろーー、再び×2」
カワイイ、間違い、風変わりな後輩の財布一つのため、
親切にも、再び山奥へと車を走らせる私。
ちなみに、その間に野津団長達は、車から降りて「宮武」でツルツルツル。


■チョット寄り道、其の壱  仲多度郡満濃町営「かりん温泉」
                   …老人天国


老人臭、以上。詳細は以下をご参照あれ。
第4回 聖地・讃岐巡礼 2001/7/1


■チョット寄り道、其の弐 綾歌郡綾南町「うどん会館」
                   …で・でたー、さぬきうどんあいす

「超こってり」さぬきうどんあいすの洗礼を受ける、
上堂園 明・彼女募集中

私・小野団員「オマエ、彼女募集中っていいながら、
そのお土産(揚げうどん!)、誰に買っとーねん」
上堂園 明「アッ、ウッ。教授、助教授、それから実家の母と妹にですー」
私・小野団員「ウソつき!」

■うどん屋file・6  高松市鶴市町「池上」
              …伝説の池上おばちゃん劇場、イヨイヨ開演


野津団長「池上は、営業時間何時までやったっけー?」
私・小野団員「17:30までってなってますわー。今、17:20かー。
       んーー、ここからじゃー間に合いませんなー。
       一応、電話して聞いてみますワー」
ぴぽぱぽ
私・小野団員「あ、もしもし」
若そうな男の声「はいはい。こちら池上です」

あれっ? 最近テレビにもよく出てるし、
急がしくてバイトの兄ちゃんでも雇ったんかなぁ?
それとも、若い彼氏?

私・小野団員「今日は何時までですか?」
若そうな男の声「チョット待ってください。私、実は客なんで良く分かりません。
       今、聞いてみます。
       ……お待たせしました。6時位までらしいです」

客に電話番させてるなんて、なんて不届きな、
いや、お茶目なおばちゃんなのであろう。早く会いたい。

カーナビをつけているにも拘らず、
迷いに迷った末、ようやく、それらしきものを発見。
数人が並んでいる
坂を降りたドン突きの小屋?が「池上」っぽい。
見過ごすのも無理はない。



ふんふん。セイロに「池上」って書いてある。
間違いないようだ。



使っているうどん粉は「緑あひる」か。



店頭のガラス戸に張ってある紙。
テレビでたまに見る、あの腰の曲がった、
池上おばちゃんの書いた字とは到底思えない。
これも客が書いたものに違いない。
営業は、17:00頃までってなってるぞ。
今、もう18:15だけど。



テレビが取材にきている様だ。
バットタイミング。
シバラクお待ち。
思いっきりピンぼけ。



待っている間におばちゃんを見学。
むちゃくちゃ元気がいいぞ。
話している内容もナテュラルに面白い。



きっと、死ぬまでうどんを打ち続けるのであろう。
夜は、麺棒を抱いて寝ているのだろう。
そんなはずないか。



麺打ち台。
おばちゃんの腰の曲り具合に合わせてか、高さが低い。
気のせいかな?



おばちゃんに延ばされるのを待つ団子達。
スヤスヤスヤ。



茹で上がったところで、各自、丼を持ち、
おばちゃんにうどんを盛ってもらう。
トッピングの生玉子をゲット。
銭バコの中へ勝手に代金を入れ、勝手にお釣りをとる。
上堂園 明「お、小野さんっ! う・うまいっす」
私・小野団員「ホントかー? 
正直、味の方はそんなに期待してないんやけど。
ズルズルズル。う・うまー。
腰のない、むにゅむにゅソフト麺を予想しちょったけど、
バッチリあるやないけー」



店頭のガラス戸に張ってある紙。
テレビでたまに見る、あの腰の曲がった、
池上おばちゃんの書いた字には到底見えない。
これも客が書いたものに違いない。
要するに、「食器は各自で洗ってくれ」ということやな。
池上おばちゃん思いの客が、書いたのであろう。
私・小野団員「カミちゃん、出番や!」



左の白シャツの照明さん「緑のシャツの方!
チョット邪魔なんですけど」
上堂園 明「す・すいません」

野津団長「あー、うまかった、うまかった。
30円の生玉子をトッピングで付けても、
たった95円だけんのー。
安すぎるワイ」
私・小野団員へ? 玉子を付けると100円でしょ!」
野津団長「なんでや。30円の玉子+65円のうどんで=95円やろ。
オマエ、大学に6年もおったくせに、足し算もできんのかいな?
本にもちゃんと書いてあったやろ。
きちんと予習しとかなあかんで−って先生も教えてくれたやろ」
私・小野団員うどんは、65円から70円に値上がりしたんですよ。
ちゃんと壁に張り紙してあったでしょ。
だめですよ、いたいけな老人から、5円もの大金ごまかしちゃー」
野津団長「へ?」


■うどん屋file・7 綾歌郡宇多津町「おか泉」
             …話しが違うぞ、野津団長


野津団長「オイオイ。これから、マジで、おか泉行くんかー?
       おれ、もう、腹一杯で食えんでー。
       小野団員は宮武で食ってないけど、
       おれは食っちょーけなー。このまま帰らや」
私・小野団員何云ってるんすかー。
       谷川米穀店で失恋したのに、おか泉まで行かずに橋が渡れるもんですか。
       店で水飲んで待つか、車の中で寝ちょって下さい」

野津団長のご意見も無視して「おか泉」に到着。
団長も店の中に入ってきた。
野津団長「しょうがないけ、軽く、おでんでも食っちょくワ」



大きいテーブル席が空いていなかったため、
小野・上堂園班、団長・新婚夫婦に別れて座る。
我々は、恒例の、絶品・冷天おろしをオーダー。
5分後。
店のお姉ーちゃん「冷天おろし・普通盛と大盛りお待たせしましたー」
         私・小野団員「ゲ・ゲー。な・ナンジャコリャー(松田優作風)…再び」
この期に及んで,、大盛りなんか頼んどらんっちゅ−に(怒×2)、
と、心の中で一瞬叫ぶも、
顔を見ると、結構かわいいお姉ーちゃんだったので、
私・小野団員 「あー、いいよ、いいよ。
人間、誰しも間違うこともあるワイね。
例えば、向かいに座っちょうこのオッチャン。
33歳になる年なのに、どこでどう間違ったのか、
まだ大学におったりするんやけん。
それ貰うケン、気にせんでなー」
店のお姉ーちゃん 「あ・ありがとうございます」
私・小野団員「いやいや。いーよ、いーよ。
はい、どうぞ。
カミちゃん、遠慮せんで、こっちの大盛り食べないや」
上堂園 明「へ?」

カミちゃんも満腹をこらえ、何とか食べ終わったが、
新婚夫婦がイチャイチャしているためか、
向こうの3人組は、まだのようだ。
次のお客さんも席が空くのを待っていることだし、先に出るか。
一応、あっちにも先に出るって云っておこう。
私・小野団員「団長、次のお客さん待ってるんで、
先に出ときま……… why?
腹一杯っちゅ−といたのに、うどん食っとるやないすかー。
それに、冷天おろし。
それに、おでんまで。
それにそれに生ビールまでまでーーー。
云っとることと、やっとることが全然違うやないすかー」

第10回 聖地・讃岐巡礼を報告いたしました。
次回は、非常に楽しみなご報告ができそうです。
お楽しみに。
本HP編集担当、小野団員でした。
以上、ほな さいなら。
全国のうどんキ?ガイのみなさま。。。






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