平野醤油 4代目 小野正治が送る うどん屋巡礼記 「松江麺通だんだん」
野津団長と愉快な仲間達のうどん屋巡礼記



「八雲村祭」で手打ちうどんを販売なり 2002/8/14
団員の手打ちうどんを販売…八雲村祭りでね!
今回は、松江商工会議所青年部という団体の一部メンバーで参加した、八雲村祭での模様をお伝えいたします。
なんと、お祭りで“うどん”を打ち、「ひやひやうどん」として販売してしまいました!
同青年部には野津団長、井戸副団長、私、小野団員を始め団員全員が入会(OB含む)しています。
実は、今年度は同青年部のHP作成も私が担当しております。
今回の八雲村祭の報告は、同青年部HPで報告するために私が作成した原稿を、そのまま掲載しております。
よって、「松江麺通だんだん」バージョンにはなっておりませんのでご容赦ください。
何々? 手抜きだって? そうです、手抜きです。だって面倒くさいいんだもん。


そう、あれは忘れもしない。確かエー、ンーン、アレッ?(忘れとるがな!)。そうそう、そう云えば野口委員長率いる経営者開発(委)担当、『H14/7/19 Fri 7月例会 経営塾・商品開発編』の前日、お昼過ぎのことであった。本屋で仕事のおさぼり中……モトイ、商談中、私、小野の携帯電話が突然バイブレーション。

野津直前会長「あー、もしもし小野君。どうもどうも。実はオタクの委員長、石倉君からさっき電話があってねぇ。“8/14の八雲村祭に松江YEGが今年も出店するんですけどー、メニューとして、うどんを出して下さいませんかー?”っちゅうことやけん。“とりあえず明日の例会で小野君とハナシしちょいてー”って石倉君に云っちょいたけんね。まぁ、そーいうことでよろしく! ガチャ・PーPーPー」

オイオイ、待っておくんなまし。メニューは“うどん”って、一体どういうこと? ひょっとして自分たちで打つつもり? お盆の最中にそんなことができるわけなかろーもん。何よりお盆には、実家(福岡)の両親に顔を見せるためと称して、毎年帰省。そして、福岡県立戸畑高等学校剣道部時の同級、山ちゃん、前チン、and トシチャンと飲み歩き、屋台ラーメン(もち豚骨)で締めることになっているのだ。そういう訳で、年度当初から「八雲村祭」の担当からは外して貰っておいたのに…。でも、お祭りで自分たちの手打ちうどんを販売するなんて、正直、面白そうだなぁ。いやいや、イケンイケン。その様な考えは。私は帰省せねばならないのだ。お盆は旧友と屋台で豚骨ラーメンを食べなければならないのだ。明日の例会、石倉委員長には、なるべく近づくまい。目も合わせまい。気配を感じさせまい。この話がそのうち自然消滅するのを待つことにしよう……

予定通り、例会では石倉委員長とは顔を合わせなくて済みホッとしているのも束の間。翌日には早速、委員長から以下のメールが到着。

小野副委員長殿
例会お疲れ様でした。
そのときの話ですが、野津直前に「やくもまつりでうどんを出されませんか?」ということをお願いしたところ快くOKしていただきました。「松江麺通だんだん」の名前は出さないでということと、メンバーをそろえるということで。そして、小野チンにお願いなのは出店するにあたって準備するものを上げていただけますか?私のほうで手配します。多分小野チンは当日里帰りだと思いますので・・・。
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 〒690-0012  島根県松江市古志原7-13-7-2F
 有限会社ムーブ
 石倉克巳
 TEL(0852)28-3832 FAX(0852)28-7600
 E-Mail katsumi-i@giga.ocn.ne.jp
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オイオイ、マジですか、野津直前! 「快くOK」って、もうOKで返事しちゃったの? これはピンチ。帰省のピンチ。旧友との屋台ラーメンのピンチ。でもメールの最後の部分をよくよく見ると、私は帰省してもいいみたいな感じに書いてある。ってことは、委員長と野津直前会長との間の話で、私は準備を手伝えばいいってことになったの? フムフム。それならOK! でも、ナンジャーカンジャ−云いながら、そのうち当日も参加せざるを得ない状況になるような気がするぞ。ヨシッ、ここで作戦其の一(其の二がある訳ではない)。この企画を“ポシャッ”にしてしまおう。要は委員長がうどんを辞める気になればいいのだ。早速、石倉委員長にメールを返信。

石倉カチミ委員長様
先日の例会はお疲れ様でした。
お姿を拝見しませんでしたが、席が離れていたためですかね?
さて、“冷たいうどんの場合の手配するもの”お知らせいたします。
●うどん、つゆ、容器、はし
●トッピング関係…予算に応じて
   てんかす(市販の揚げ玉でOK)、天ぷら、やまいも、ネギ…
●鍋(複数、なるべく大きいもの)
  茹でたうどんを鍋からすくい上げるネット
  ザル(複数、なるべく大きいもの)
  コンロ(複数)
  盛り付け台
●その他
  軍手、洗剤、包丁、まな板、タイマー
てなところでしょうか。

うどんを大きな鍋で茹でた後ザルに取り、大量の水で何度か洗わなければなりません。そのため、水道とシンク、及びうどんを洗える環境が必要となります。茹でるのには十数分必要です。結構大変ですよ。正直言って例年通りステーキ・焼きそばのほうが楽かな。松江麺通だんだんの名前を伏せるということであれば、うどんは業者から仕入れても良いのではないかと思います。もちろん、野津さんがうどんを打つのは全然OKならその方が良いと思います。その場合、他に必要なものが出てきます。そちらは野津さんに聞いてみてください。
ファイト!

こうまで云えば、うどんをメニュー(それもうどんだけ)にするという大胆不敵なことは諦めるに違いない。ネェ、カチミ委員長! と思っているところに、野津直前からお電話。

野津直前会長「あー、もしもし小野君。例のお祭りの件だけど。明日の夜8時半からハーベスト(井戸会員のバー)で打ち合わせするよー。久保田君も呼んどいたけんねー」
オイオイ、マジかよ、真剣と書いてマジなのかい。話が具体化してきたぞ。これはピンチ。帰省のピーーンチ。屋台ラーメンのピンチーーー

翌日。at ハーベスト
野津直前会長、久保田さん、私の三人で打ち合わせと称しての飲み会。たまに井戸さんが参加。私は“準備のお手伝いをするというスタンスは崩さないぞ”という固い決意を持ちつつ、ビールをグビグビ。ところが、話はあらぬ方向へ。野津直前会長が、「小野君が参加せんのなら“うどん”は無理、やめる」とオッシャイはじめる。これはピンチ。帰省のピンチ。大ピンチ。屋台ラーメン大盛りの大ピンチ。「それならうどんは止めましょう。私は帰省して旧友と屋台ラーメンを食べに行かなければならないので、お祭り当日は絶対に参加できません(怒)」なんて、尊敬する大先輩にはキッパリとは云えない。とりあえずその場は適当に話をごまかし、両肩を落としながら帰宅の途につくのであった。

数日後、石倉委員長にお会いする機会があり、あの返信メール後、うどんの話がどういう風になっているのか、それとなくフッテミル。

小野「委員長。例の件ですけどーーーどんな感じでしょう?」
石倉カチミ委員長「ああ。小野チン。例のヤツ、やっぱり無理そうですワ。うどんって結構大変そうですね。まぁ、止めることになると思います」
小野「そうですよね。ソウデスヨネ。そうしましょう。ソウシマショウ(喜)」
石倉カチミ委員長「ハイハイ」

ヨッシャー! 「メール作戦其の一」、大成功ー!。お祭りの現場で“うどん”を打って販売するのは、確かにメチャ面白い企画であることには違いない。だけど何といっても時期が悪過ぎる。申し訳ないと思いつつも、遠ざかっていた旧友との屋台ラーメンが近づいてきたことにニンマリ、の私がそこにいた。

時は8/3。場所は松江市役所前のテントの中。そう本日は松江水郷祭! 例年通り松江YEGも出店。我々広報委員会の担当はカキ氷! まだ真昼間なので客は余りこない。仕方がない、私が食ってやろう。スイッチON→ガリガリガリ。エー、シロップはと。よし、レモンにしよう。サー。ガブッ。ハー、冷たい。と、酷暑の中で喜びに浸っているところに、後ろから怪しい超ビッグな人影が忍び寄ってきた。

小野「ギャ−ーーー。な、何、するんすかぁー。自分の年齢考えてくださいよー(怒)」
木山監事「オーホホホホホホー。サボらずにきちんと仕事をしんちゃい!」

私のTシャツの中に氷を突っ込むというオコチャマじみた行動後、満面の笑みを浮かべる木山監事・45才・???kgがそこにいた。軽くアイスピックでオオチナお腹を突付いて仕返しを済ませ、引き続き、かき氷を口にほうばる。暫くして、再び後ろから怪しい人影が忍び寄ってきた。懲りんヤツだなと思いつつ、アイスピックを握り締め、振り向きながら先制攻撃っ!、と思いきや、今度は石倉委員長が立っていた。さすがに我らが委員長はオコチャマじみたことはしなかった。

石倉カチミ委員長「小野チン! 例の八雲村祭でのうどんの件ですけどー。ヤッパリやることになりましたんでー。よろしく頼みますね!!」
シエーーーーーーー。屋台ラーメンが飛んでいくー。旧友が飛んでいくーーーー。あーれーーー


愉しいことは事実である。よって、参加すると決まったからには愉しんでやるしかない。
八雲村祭当日。
AM10:00。
自称・讃岐饂飩宮武系楽山流団長・家元・師匠・宗家であられます、野津直前会長の饂飩工房に担当者全員集合! の筈が、予想通り時間が過ぎても誰も来ない。結局、野津直前と私の二人で饂飩打ちの開始。
ここで“うどん”の作り方を超簡単に説明。
1.うどん粉と塩水を混ぜて大きな団子を作り、寝かせる
2.足で踏み、再び団子にして寝かせる
3.丸棒で延ばし包丁でカット    テナ具合です。
野津直前会長の饂飩工房では2の工程まで。3はお祭り会場の現場で、お客さんを前にデモンストレーション的に行うという、何とも大胆不敵な考えの野津直前。「それでは1からスタート」、と思いきや、1はすでに野津直前が一人で終了させてしまったとのこと。さすが自称・讃岐饂飩宮武系楽山流団長・家元・師匠・宗家。ということで2だけを行う。計、7つの団子が完成。一息ついているところに、久保田会員 with 大量のネギ(ホントに大量)の登場。家の畑から採ってきたとのこと。当然、うどんのトッピングに使うのである。

野津直前会長「久保田君。折角だけん、自分もうどん打ってみらんかね?」
久保田会員「自分、蕎麦は打ったことあるんすけど、うどんはやったことないんすよ」
野津直前会長「大丈夫、大丈夫。何事も最初は初経験や。ウチの弟子がやり方を指導するケン。小野君、ホラ、きちんと指導してあげて。時間がないケン、とりあえず1までやって2からは現場でやな」
小野「承知いたしました。久保田さん、うどん打ちデビューおめでとうございます。それでは、とりあえず手をきれいきれいして下さい」

ラーメン屋で昼食を済ませ他の材料などの買出しに。雨がだんだん強くなってきた。どうなるの?
現場の八雲中学校グラウンドに到着。マスマス雨脚は強まってくる。隣接する解体中の給食センターからシンクを盗み……イヤイヤ勝手にお借りする。
テントの中にコンロ、机などのセッティング→とりあえずみんなでビールを一杯。
オッ! 雨が上がったぞ。本日のメンバーには雨男はいないようだ! ヤッパリ井戸会員が雨男だったのか!(納得)

開店を前にして、隣のテントの露天商、やくも村青年部さん達から注文第一号が入る。
でも、まだ団子のままで“うどん”にはなっていない。
野津直前会長「今から延ばして切ってから茹でますので、暫くのお待ちを」



15分程茹でます。
着ている青いTシャツは、松江YEG設立25周年記念に作ったもの。



氷水で締めて容器に盛る。
揚げ玉、ネギをトッピングしてつゆをかける。
ネギを切るのは○○○会員の担当。
余りの下手さに見かねた隣のテントの露天商のおばさんが変わりに切ってくれた。
氷を少しのせてできあがり。
太麺で腰はバッチリ! 本当にウマイ(てまえみそ)
ネギ取り放題! つゆ掛け放題!
\300なり。
何々? ボッタクリだって? お祭り価格といって頂戴!



選手交代。今度は私が延ばす。
突然、ワンカップを片手にやってきて
色々云い始める変な酔っ払いオヤジ。
委員長によると、この辺りのお偉いさんらしい。



包丁でカット。
チャンと松江YEG設立25周年記念青Tシャツは持参してきたものの、
着替えるのを忘れていた私。
協調性がない訳ではございません。



本日、うどん打ちデビューの久保田です。
ねぎは私にお任せください!



本日の撮影担当、キム・トミーこと木村です。
花婿募集中!
失礼。花嫁募集中! 其の一



同じく花婿募集中!
失礼。花嫁募集中! 其のニ
園山です。



同じく花婿募集中!
失礼。花嫁募集中! 其の三
佐々木です。
健康診断で4年連続引っかかりました。



同じく花婿募集中!
失礼。花嫁募集中!
其の……失礼しました。編集ミスです。
美人の奥さんがいらっしゃいます。

貴谷です。
販売は私のシャベクリにお任せを!



担当副会長の原田こめ吉です。
夫婦で参加。
美味しい梨も販売しております。



oh! 花火が上がり始めたようだ
距離が近いため物凄い迫力!
そう云えば、さっきはレーザーショーもやっていたなぁ。



完売!?  終了!
ここでみなさんに一つカミングアウトしなければならないことがあります。
正直申しまして、自分達の手打ちうどんだけでは数的に打つのが無理、
と予想し。あらかじめ香川の「てっちゃん(うどん屋さん)」からも
一部、手打ちの生麺を仕入れていました。
予想通り、自分達の麺だけでは足りなくなったので、
そちらも使って販売いたしました。
まぁ、手打ちうどんとして販売したんたけど
「てっちゃん」のうどんも手打ちなので問題ないか。
ウン、良しとしよう。




さてさて、後片付けも済み、八雲村祭も無事終了。
帰ってゆっくり風呂に入ろう。
オットットット。今日はキャンプの約束もしていたのだった。
このままキャンプ場へGO!!

しまった。麺切包丁をテントに忘れてしまった。
佐々木君、持って帰っておいてね。

以上。ほなさいなら。
若干の脚色、ご容赦ください。
本HP編集担当:小野 でした。






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