平野醤油 4代目 小野正治が送る うどん屋巡礼記 「松江麺通だんだん」
野津団長と愉快な仲間達のうどん屋巡礼記



驚愕・流しうどん 2001/7/15
流しうどん…何だそりゃ?

■流しうどん大会開催決定!

毎日暑い日が続きますが皆さんお元気ですか?
あんまり暑いので納涼うどん大会を企画しました。
今回の特徴は流しうどんです。
団長自らの手打ちうどんで勝負します。

日時 7月15日(日)19時
場所 東川津町熊井の滝そうめん流し
会費 少々

参加希望の方はご返事ください。

   送信者 野津団長


というメールが、ある日突然送信されてきた。
どうやら、野津団長。我らが「松江麺通だんだん」のメーリングリストをいつのまにか
立ち上げたようだ。
このグループの紹介欄には、「松江近郊に住むうどん好きの集団」と記入されている。
確かに正しい紹介コメント。でも、何となくチョッと恥ずかしい気がしたのは私だけであろうか?
とにかく、出席で返事をしておこう。でも、いまは面倒くさいので後で返事を…。
だけどいま返事しておかないと忘れてしまうかもなぁ。と思いつつも、やっぱり後に回す私・小野。
  (案の定、返事を忘れて後日団長に指摘されることになる。)


■流しうどん大会当日

01/7/15。日曜日。妻との約束で夕方までは荒れ放題の庭の草刈り。
腹をすかせて流しうどんへ直行。の予定が、ついつい面倒で草刈りは来週に延期。
でも、来週は松江水郷祭。果たして草刈りできるのか。
妻の機嫌のためにも、何としても来週には草刈りをしようと固く心に誓う私・小野。
おっと、そうこうしているうちにPM6:20。準備もあるだろうから、
それでも15分ほど早めに到着するよう自宅から出発。
「しまった」。途中で麺つゆを持ってくるのを忘れていることに気付きUターン。改めて出発。
すると、私の携帯電話がバイブレーション。
私・小野「どーも、どーも野津団長。今日はお世話になります。あーそうですか。9人出席ですか。
    結構、人数がいるんですね。」
野津団長「思い起こせば、前回の『手打ちうどんご披露会』でのみんなのコメントは、
   ワシの心にグサッとくるものじゃった。

『何か、太さがまちまちだね〜』
『微妙に硬いで』 
『ひっついちょるがー』
『うどんというより…』
『うわっ』
『うまいとは思うよ…』

     最後の総評では【要、修行】のお言葉まで…。

   おまえ等には、思いやりっちゅうモンがないんかい?
         (詳しくは 2001/6/3 野津団長、自らうどんを打つをご覧頂きたい。)


     あれから血の出るような修行を積み重ねること1ヶ月半。
     家族の『お父さん。もう、うどんは勘弁して。』という言葉にも耳を貸さず精進を重ねてきた。
     そして、今ではあの『M武』を越えるか越えないかくらいまで腕を上げてきたのじゃ。
     とうとうリベンジの機会がやってきた。みんなをギャフンといわせてやるゾ。
     オーホッホホホホッーーー。
     おっと、小野君。そういえば、一味を用意するのを忘れちょったけん、買ってきてごしない。
     七味は ダメやけんね。ヨロシクー。」


そうか。実は、そんなに傷ついていたのね、野津団長。
さて、コンビニに寄って、一味をゲット。と思いきや、七味はあるが一味は売っていない。
次に地元スーパーへ入るもここは品切れ。ようやく次のスーパーでゲット。最後の一瓶であった。
そうこうしている内に、時間が経過。慌てて車を走らせ、PM7:00ジャストに到着。
何と、最年少の佐々木事務局長以外はすでに全員集合。
全員共通で所属する某青年団体の委員会では時間どうりに集合できないのに、
なぜか今日は集まりが良い。
こういうものか。

会場の「熊井の滝そうめん流し」
6月〜9月までの期間限定。
野津団長姉経営?…遊びきてね。



「つりぼり」も併設。
何の魚がいるのかは知らない。
聖地・讃岐のうどん屋「Y内」の風情を
思い起こさせるロケーション。

野津団長が準備中に、オブザーバー出席のY父子と会場裏の「熊井の滝」に散歩。腹をすかせる。
戻ったところで、デジカメをもってくるのを忘れたのに気付いた私・小野。
これまたオブザーバー出席のYタイヤショップ店長が取りに帰ってくださった。
しかし、メモリーカードが入ってなく再び取りに帰ることとなる。お手数おかけ致します。
■まずは釜玉うどん

佐々木事務局長の社長出勤により、ようやく全員集合。
野津団長の手打ちうどんをご賞味する前に、まずは坂出市富士見町「H製麺所」の
生うどんで釜玉うどん。
先に「H製麺所」のうどんを食べさせて、その後に自分の手打ちうどんを食べさせるとは
何たる自信。野津団長。
本当に、腕を上げてきたのか?

野津団長「全員集合。」
野津団長に準備を任せ、ビールを飲みながらくつろいでいる団員に厨房内へ集合命令。
そろそろうどんが茹で上がるらしい。釜玉うどんとは、釜揚げ玉子とじうどんのこと。
鍋から上げたうどんを水で締めずに、そのまま生玉子にからませつゆをかける。麺が延びないうちに急いで食べる。
テーブルで座っている暇などないのだ。
器に生玉子をとじ、ねぎ、テンカスを加え、器を片手に釜の横で
うどんが茹で上がるのを待つ団員達。
他人から見ると異様な光景であるに違いない。
「ズルズルズル。ずるずる。ズルズル。うーん、最高!
茹で上がったばかりの麺の熱で生玉子が半熟状態になって絡まる。何ともいえず心地よい。」


■いよいよ野津団長の手打ちうどん…リベンジなるか?

Mファミリー総帥の仲多度郡琴平町「M武」と同じ
スペシャルブレンド小麦粉を使用。
足で踏むところまではあらかじめ済ませておいた。
近所のホームセンターで購入した丸棒(\380なり)で延ばす。
大汗をかきながら奮闘。
できばえの良さを予感させるか、
ついついニヤケル野津団長。



ねえねえ。今日は大丈夫?
前回の「手打ちうどんご披露会」の件もあり、
心配そうに覗き込むも、待ちきれない様子の団員達。
手前は、汗でビッショリの野津団長の背中。


スイカ用包丁で手切り。
「M武」を意識してか故意に?麺の太さを揃えない。
茹でむらは出るが、口の中でいろんな触感を
生じさせることになり非常に心地良い。
打ち粉をシッカリしておかないと後で大変なことになる。


ジッとしていれない子供のような井戸副団長。
料理人の血が騒ぐ。
「どれどれ。ンッと。結構難しいなこりゃ。」

どこで買ったの?
何語がプリントされているか
分からない、その派手なTシャツ。



茹でること、約13分。
せっかくの団長手打ち麺も、
茹で過ぎては台無し。
みんながビールを飲んで待っている間も、
麺を殺さないようシッカリと監視する野津団長。


たっぷりの湧水で締める。
締める水によりできあがりの麺の味が違うと、
「Y越」で学んだ。
夏でも水は冷たいので良く締まる。



ほら、できあがり。
見よ。この光り輝きツヤのあるうどん。
エッジがシッカリ。腰もシッカリ。
さあ、食そう。



希望に胸躍らせ勢い良くうどんをドボン。
流しそうめんならぬ、世界初?の流しうどん完成。
あ、あれっ。流れないではないか。
この一週間、この一瞬を夢見て過ごしてきたのに…。
流水量を増やすも回転せず。
仕方がない。少しずつうどんを入れるしかない。


いっただきまーす。


別テーブルにはトッピングをセット。
定番、イカのゲソ天・海老天・大根おろし・わけぎ…。
お好みに合わせてチョイス。
本日は、麺もつゆも冷たい「ひやひや」でご賞味。
改めて、いっただきまーす。
あ、あれっ(失礼!)
…う、うまいではないか。
前回の「手打ちうどんご披露会」のうどんと同じ人が打ったものとは思えない。お世辞抜きで旨い。辛口コメントを用意していた各団員も参りましたという感じ。あれから1ヶ月半。血の出るような修行を積み重ねたのは本当のようだ。
正に「M武」を彷彿させる
腰、エッジ、ツヤ…。
何かにとりつかれたかのようにうどんをむさぼる団員達。
至福の表情でこの光景を眺める野津団長。
あっという間に第2ラウンド終了。
野津団長、第3ラウンドのうどんの準備開始。

夜も遅くなってきたので、第3ラウンドを前にしてオブザーバー出席のY親子帰宅。
帰宅途中の車中にて…
息子(4才、仮面ライダーベルト装着)
「お父さん、釜玉うどんまだ食べたいヨー」
「松江麺通だんだん」入団真近か。


佐々木事務局長
「野津団長、まだ茹で上がらないんですかー。
我慢できないんでつゆ飲んで待ってマース」



第3ラウンド開始のゴング。
仲良くうどんをつつく野津姉弟。
姉「長年流しそうめんやってきたけど、
   うどんを流したのは初めてだわ」
弟「次に遊びに来たときは、メニューに加わってるかもナ」
姉「ナイナイ」



佐々木事務局長
「も、もう食えましぇーん。腹一杯で動けません。
あしたは有給取るぞー。 ごちそうさまでしたー」


■翌日メールが送信されてきた…御礼の口上

先日は流しうどんの会に出席いただきましてありがとうございました。
皆さんから特上の評価を頂きましてすごくうれしかったです。
たぶん、

          『おもいやりっちゅうモン』を頂いた

とは思いますが、
こうなると、こうなったデ、向上心が急になくなったりして
人間、なんてわがままなんだろうと思っています。
やっぱ、辛口の意見のほうがいいのかな〜?
次は秋に橋を渡りたいですね。


                    送信者 野津団長

以上。  ほなさいなら
本HP編集担当:小野団員






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